まちの編集社のWEBメディア「つぐひ」にて、富岡市で木製キッチンツールや家具を製作するHOKUTO59さんを取材しました。取材執筆+撮影を担当しています。
ホクトさんが目指すのは、「木工作家」と「工場の大量生産」の間。作品として愛でられるのではなく、使ってほしい。だから質と量を両方とも確保するために手仕事と機械を使い分けているとのことでした。
なによりカッコいいなと思ったのは、プロダクトの完成ポイントを「違和感がなくなったら」とおっしゃっていたこと。でも、この気持ちは比較的まじめにコンテンツを作っている自分も少し分かります。この言葉が重なると変だなあとか、これだと浮きすぎちゃうなとか、そういった違和感をどんどん削っていった先に自然な文章のディテールを出すようなイメージでやっているのかもしれません。
コンテンツを量で売ろうとするとき、自分のセンスをもってペタペタと飾り付けることが常習化している組織が多いように見えます。でも量と質の両方で戦うなら、一本の丸太からマグカップを切り出すような、自然な方向を目指す営みがよいのかもね。
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